[ATPase]
ATPアーゼ。
ATPアーゼとはATPの末端の高エネルギーリン酸結合を加水分解する酵素群の総称であり、この時に発生するエネルギーを利用して、エネルギーを要する生物体内作用に寄与している。
通常はATP以外のヌクレオチド三リン酸(GTP、UTP、CTPなど)に作用することが知られているが、存在している部位によって少しずつ性状が異なっている。
【ATPアーゼの役割】
エネルギーの関与する全ての反応に寄与していると言ってよく、以下の活動に関わる。
ATPの合成(酸化的リン酸化)
筋収縮
細胞内物質輸送
細胞外物質輸送(イオン・ポンプ)
イオン濃度勾配の作成
解毒作用
発光
発電
膜融合(あらゆる生体膜)
膜タンパク質の品質管理
2008/09/12 masashi tanaka