[CGRP: calcitonin gene-related peptide]
カルシトニン遺伝子関連ペプチド。
常染色体11のcalcitonin/CGRP遺伝子によってコードされる37a.a.のペプチド。
CGRP受容体を介して細胞内cAMPを上昇。
【分類】
◆選択的スプライシング
○αCGRP
○βCGRP
【特徴】
◆分布
(Rosenfeld et al.,1983)
中枢と末梢神経(特に心臓や血管などの一次知覚神経の終末)
○αCGRP
主に末梢の感覚神経節のAδ線維およびC線維内
○βCGRP
主に腸管の神経系
◆機能
(Brain,MacIntyre,1985; McCulloch et al.,1986)
○血管拡張、心拍数減少および心筋収縮力増大
○炎症
軸索反射で放出されると紅斑(フレア)
鍼灸ではこの作用を利用しているという
○片頭痛(Edvinsson,2010)
三叉神経末端から分泌されたCGRPが血管拡張を誘発
【マーカー】
2014/08/30 masashi tanaka