MEPP
関連概念 : 生物学

[m.e.p.p. miniature endplate potential]

微小終板電位。
神経筋接合部で観察される終板電位の微小単位(Fatt&Katz,1950,1952)。
active zoneで放出可能となったシナプス小胞数個に梱包された数千個のアセチルコリンが放出されたのを反映し、量子的な性質を持つ。

【研究】

 ◆放出率を低下させると量子性が顕著になる
   高Mg(6mM)低Ca(1mM)条件(Castillo&Katz,1954)
   自発的微小終板電位は、0.4±0.086mV
 ◆量子性は6000アセチルコリンによる
   低濃度アセチルコリンを作用させてもmeppの頻度変わらず
   静止状態で1量子/secの放出
   神経にインパルスが生じると150量子/1-2sec(放出率10万倍)
     終板のactive zoneは300箇所(カエル)なので各々の放出はせいぜい1量子
 ◆量子解析法

2008/08/21 masashi tanaka

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