Streptomyces
関連概念 : 細菌

[Streptomyces]

ストレプトマイセス属。ストレプトミケス属。

   

真正細菌の一。グラム陽性細菌の一。放線菌の一。
抗生物質の大部分を生産する細菌で、放線菌の多数を占める。

【特徴】

 ・主に土壌中に棲息
 ・中には根菜類に病気を引き起こすものも
 ・ゲノムサイズは900万bp
    細菌の中ではかなり大きい
    真核生物の出芽酵母(1200万bp)とそれ程変わらない大きさ

【分類】

 ◆S. griseus(ストレプトマイシン生産菌)
   streptomycinの生産菌
   タンパク質合成を阻害して細菌の成長や代謝を停止
 ◆S. kanamyceticus(カナマイシン生産菌)
   kanamycinの生産菌(梅沢浜夫ら)
 ◆S. peucetius(ダウノマイシン生産菌)
   制がん剤として用いられるダウノマイシンを生産
 ◆S. galilaeus(アクラシノマイシン生産菌)
   アクラシノマイシンを生産
      低心毒性で、急性白血病・悪性リンパ腫・乳がん他に使用
 ◆S. parvulus(S. antibioticus, フェノキサゾン系抗腫瘍性抗生物質生産菌)
   抗菌作用も強い

2009/07/18 masashi tanaka

戻る
内容編集
この概念を消去

Wikipedia [ja] [en] Google 脳科学辞典
Pubmed Research complete ScienceDirect