rRNA
関連概念 : 生物学

[r-RNA, ribosome RNA]

リボソームRNA。
RNAの一。
リボソームを構成するRNAで、RNAとしては生体内でもっとも大量に存在。
rRNAはタンパク質合成の触媒反応の活性中心を形成していると考えられている。

【分類】

 ・原核生物
   リボソーム大サブユニット
    ・23S rRNA
    ・5S rRNA など
   リボソーム小サブユニット
    ・16S rRNA など
 ・真核生物
   大サブユニット
    ・28S rRNA
    ・5.8S rRNA
    ・5S rRNA など
   小サブユニット
    ・18S rRNA など

数字は沈降係数に由来する命名で、種によってその数字には若干の違いがある。

ヒトの18S、5.8S、28S RNAは、rRNA前躯体と呼ばれる一つの転写単位(約2 kb)に由来し、RNAポリメラーゼIによって核小体で転写された後、snoRNAなどの様々なRNAタンパク質の働きをうけて、不要な部分が取り除かれ、また修飾を受けてrRNAになる。
一方、5S RNAはRNAポリメラーゼVにより転写される。

2007/08/26 masashi tanaka

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