ミトコンドリアによる[Ca]iの掃除の機構は、[Ca]i排出の主な機構であるATP依存性カルシウム・ポンプにエネルギーを与えていることであり、直接的なCa uptakeの寄与は非常にわずかであることを、ホールセルパッチ法・カルシウム・イメージングで示した。
2008/09/15 masashi tanaka
[Transport, capture and exocytosis of single synaptic vesicles at active zones]
全反射蛍光顕微鏡でシナプス終末の細胞膜近傍の、小さく離れたactive zoneにおける単一シナプス小胞の可視化をしたところ、細胞膜から20nm離れたシナプス小胞が250ms後にRRPとなることがわかり、シナプス・リボンの機能として、シナプス小胞がv-SNAREsをt-SNAREsと結合できる距離に留めておき、放出の際の移動を可能にしていることを示唆した。
【結果】
◆シナプス・リボンでは2 componentsが存在
早い成分
遅い成分
◆シナプス小胞は細胞膜付近で非常に動的に運動している
多くのシナプスが膜に衝突したり反射したりしていた
(従来シナプシンでアクチン細胞骨格に繋留され静的とされてきた)
小胞が放出されるとすぐに新しい小胞が降下(250ms以内)
◆カルシウム流入に対し一部のシナプス小胞しか放出されない
◆いつも同じ場所(hot spot)から放出される
2009/02/09 masashi tanaka
2009/02/09 masashi tanaka