君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪は降りつつ
(光孝天皇・『古今和歌集』・春上)
小倉百人一首15。若菜は、せり・なずななどの食用の菜を言う。あつものにすると邪気を払うとされた。
「秋の田の かりほの庵の歌がるた 取りそこなって 雪は降りつつ」大田南畝の狂歌にあるように、「君がため」の下の句が「秋の田の」の歌に似ている。