田子の浦に うち出でて見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ

     (山部赤人・『新古今和歌集』・冬)

小倉百人一首4。
万葉集原歌は
  田子の浦ゆ うち出でて見れば 真白にぞ ふじの高嶺に 雪は降りける
浦ゆは経過点、浦には帰着点で、相違がある。

師走 十日 (癸丑) 暮れ六つ 戌の刻
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