ATP hydrolysisが速いCa依存性放出を可能とするRRPの機能的refillingのどこに必要かを、細胞内にATP・ATP-γSをdialyzeし、シナプス小胞のプールサイズを計測することで、ATP依存性のプロセスを推測し、シナプス小胞のATP hydolysisが放出に必要なことを示した。
【結果】
◆ATP濃度操作
・ATP
hydrolysisがシナプス小胞/放出部位が放出可能な状態になるのに必要
・ATP-γS(ほとんどhydrolyzableでないアナログ)
数分後でもreleasable poolの小胞は放出されていなかった
refillが機能していない
シナプス・リボンのactive zoneに繋留された小胞数は正常
poolに入った小胞は放出されるまでそこにあると推測できる
機能的poolのrefill失敗は小胞運動の失敗によるものではない
◆シナプス小胞refill
・シナプス小胞を放出部位に移動させる
・シナプス小胞の準備
・放出のための装置の準備
◆指標
・releasable poolの数
・releasable poolのrefilling
ATP依存性運動タンパク質とは無関係な運動
・releasable poolの放出
ATP依存性運動タンパク質とは無関係な運動
・active zoneでの小胞数
2008/09/15 masashi tanaka